📚哲学入門 メモ
- 序 これがホントの哲学だ
- 哲学とは、「ありそでなさそでやっぱりあるもの」が中心主題。
- 著者が本道だと思っているのは、科学の成果を受け止めつつ、人間とは何かを考える哲学。
- 唯物論
- この世はようするに、物理的なものだけでできており、そこで起こることはすべて煎じ詰めれば物理的なもの動作の物理的な相互作用に他ならない、と考える立場。
- 著者は唯物論者。
- この世はようするに、物理的なものだけでできており、そこで起こることはすべて煎じ詰めれば物理的なもの動作の物理的な相互作用に他ならない、と考える立場。
- 「ありそでなさそでやっぱりあるもの」=「存在もどき」
- モノだけ世界観に「存在もどき」を描き込むことが、唯物論者の課題。
- 第一の戦略 還元主義
- 存在もどきを、物理的世界の中で突き止めること。
- choiyaki科学的に立証すること、と言えるか。
- 意味をとらえようとした時点でうまくいかない。
- 存在もどきを、物理的世界の中で突き止めること。
- 第二の戦略 観点に応じて現れると考える
- 意味のとらえにくい存在もどきを、ある観点から見ることで意味を持たせる方法。
- コンピュータをただのものと見るか、どう組み立てられて成り立っていると見るか、はたまたあたかも人のように合理的で欲求を持っているものとしてみるか。
- 意味のとらえにくい存在もどきを、ある観点から見ることで意味を持たせる方法。
- 第三の戦略 人生に必要なものはバクテリアの頃から持っていた
- 存在もどきは物理世界に最初からあったわけではない。が、だんだんに湧いて出てきた。
- 物理世界の中で、存在もどきがそうでないものから現れてくるプロセスを明らかにして、そのシナリオを作るアプローチ。
- 重要な二つ。
- システムの変化に伴い、簡単なレベルも並行して現れる。
- 目的やら自由やらの発生は、生きものの持つ表彰能力が高まったことが大きな要因。
- 存在もどきは物理世界に最初からあったわけではない。が、だんだんに湧いて出てきた。
- 第一の戦略 還元主義
- 第1章 意味
- 哲学の「問いの始め方」は、まずは問いを小さく分けて具体的にする。それを徹底的に考え、そこで得た洞察をできる限り一般化し抽象化する。
- その際、モノだけ世界観に引き付けることを考えるのが良いっぽい。
- 意味について考えるために、「意味を理解するロボットあるいはコンピュータを作るにはどうしたらよいか」という問いに。
- さらに、「チューリング・テストにアルゴリズムによる計算で合格することができるか」と明確化。
- 哲学の「問いの始め方」は、まずは問いを小さく分けて具体的にする。それを徹底的に考え、そこで得た洞察をできる限り一般化し抽象化する。
はじめから読みなおす
- 序 これがホントの哲学だ
哲学の中心主題は、「ありそてなさそでやっぱりあるもの」。
- 代表選手は、「意味」。「意味」は当たり前のようにあると感じる。が、唯物論の立場に立つとこの世にあるかどうか疑わしくなる。
- choiyaki唯物論の立場に立たないならば、ありさでなさそでやっぱりあるもの自体がない場合もあり得るのでは?
- 唯物論
- この世の物は物理的なものだけでできていて、起こることは物理的なもの同士の相互作用に他ならないというとらえかた。
- 本に書かれていることはインクの染みでしかないし、アンドロメダ星雲を思い浮かべても頭と星雲には物理的な相互作用は存在しないから。
- 「意味」は唯物論でいうこの世にあるものには含まれないから。
- 代表選手は、「意味」。「意味」は当たり前のようにあると感じる。が、唯物論の立場に立つとこの世にあるかどうか疑わしくなる。
ありそでなさそでやっぱりあるもの
日常生活を営む限り、あるのが当然と思われるが、科学的・理論的に反省するとホントウはなさそうだ、ということになり、しかしだからといって、それなでは済ますことはできそうにないように思えてならないもの
二元論に陥るなかれ。物理的対象とそれらの相互作用からなるモノの世界と、存在もどきを含む世界の二元論。
- 科学は事実として存在もどきの解明に侵食してる。すでに交わっており、分けて考えることはできない。
- 存在もどきを含む世界、と別に考えることはダメと言うてるので、唯物論の立場を無視するのは良くない。から、ありそでなさそでやっぱりあるもの=存在もどきは存在するとして考えた方がいい。
- が、唯物論の立場に立てば、唯物論の立場から存在もどきを説明しなくてはいけない。どう組み込むか。それが課題であり、中心的話題である。
存在もどきを還元主義で唯物論的世界観と調和させよう、というのが課題への第一の戦略。
- 還元主義とは、物理的世界の中で正体を突き止めようというもの。物理現象として記述しようとするもの。
- 還元主義は無理がある。
存在もどきは観点に応じて現れると捉えるのが第二の戦略。
人生に必要なものはすべてバクテリアの頃からもっていた、と考えるのが第三の戦略。
- 存在もどきがそうでなきものから湧き出てくるとは
- この世に生き物はいなかった
- →生きものと呼べる独特のシステムが生じる
- →目的の原型の芽ばえ
p24.システムが進化するにともなって、それぞれの段階を考えるのに適切な観点のレベルも並行して現れる
- 存在もどきがそうでなきものから湧き出てくるとは
自然主義
- 哲学説も科学的知見によって反証されうることを認める立場
p29.本書は、唯物論的・発生的・自然主義的観点からの『哲学入門』だ。
- 唯物論の立場に立ち、第3の戦略を支持し、自然主義的に物事を見る。
- 第1章 意味
- 哲学から学ぶべきことは、問いの始め方。
p32.まずは問いを小さく分けて、具体的にする。それを徹底的に考える。そこで得た洞察をできるかぎり一般化し抽象化する。
意味ってあるのか?意味とは何か?どういう仕方であるのか?を考えるために、「意味を理解するロボットあるいはコンピュータを作るにはどうしたらよいか」という具体的な問いについて考えることに。
- choiyakiあるかどうかさえわからないものに対して、それを理解するロボットを作るには?という問いは疑問に思うが。
チューリング・テスト
- AとB、AはBが機械か人間かを判断し、BはAに人間とわからせることを目指す。頼りは会話だけ。これでAが機械を人間と判断したら、機械は知能を持っていると言って良い。
- choiyaki良いか?
- 会話を続けることには多くの知的な活動(相手の話をふまえて話したり、以前の話題を覚えて関連して話したり)が含まれているか、知能を持っているとしてよさそう?
- 典型的なパターンに基づいて返答するシステムが、人間のふりをすることができていた。
- 形式的記号操作。計算。
- ここに知能はない、意味を理解しているわけではない?
- AとB、AはBが機械か人間かを判断し、BはAに人間とわからせることを目指す。頼りは会話だけ。これでAが機械を人間と判断したら、機械は知能を持っていると言って良い。
中国語の部屋
- 英語しかできない人が、あてがわれたマニュアルをただ参照しながら中国語の文章を書き上げ、部屋の外に送り返す。部屋の外にいる人は部屋のなかの人が中国語を理解してるように見える。
- 心は統語論以上のものを持ってるからだ!byサール
- 意味論をもっている。
- 統語論は単語を入れ替えちゃ別の文になっちゃうよ。
- 意味論は単語や記号の意味からどう文全体は合成されるか。
- コンピュータは前者はできても後者はできない、という主張。
- サール曰く意味の理解は光合成のような生物学的現象。
- アルゴリズムに従って動く計算システムは知能をもてない。
- 心は統語論以上のものを持ってるからだ!byサール
- 英語しかできない人が、あてがわれたマニュアルをただ参照しながら中国語の文章を書き上げ、部屋の外に送り返す。部屋の外にいる人は部屋のなかの人が中国語を理解してるように見える。
サールに反論
- 知能テストと意味の理解のテストを混同してない?
- チューリングテストは知能のテスト。
- カテゴリー、違うくない?
- われわれは人と対話するが、中国語の部屋では部屋の外にいる人はジョンと話しているのではなく、部屋全体と話している。ジョンは部屋の一部。
- ジョンが理解してないから部屋も理解していない、はカテゴリー錯誤。
- 知能テストと意味の理解のテストを混同してない?
サールからの反論
- マニュアルをぜーんぶ暗記していて、同じことをしたとすると返答はしてるけど理解してないのと一緒じゃない?byサール
サールからの反論に反論(丸暗記は中国語を理解していない)
- 今反論したいのは、マニュアルを全部暗記していて、そのマニュアルにしたがってただただ返答しているだけであれば、返答している主体は意味の理解が伴っていない、という主張に対して。
- そんな主体であっても、意味を理解していると言えなくなくもないって反論したい。
- 同じことを、もしかしたら脳内で行われている、かもしれない。その可能性は否定できない。だから、意味を理解している可能性は残される。
- たがこの説明は十分でない。
- 今反論したいのは、マニュアルを全部暗記していて、そのマニュアルにしたがってただただ返答しているだけであれば、返答している主体は意味の理解が伴っていない、という主張に対して。
サールの意見
- 行動を伴いようがないなら、ただ返答しているのみであって意味の理解はそこにはない、という反論。
- 行為できない主体は、意味の理解を持たない、ということになる。
- 会話からの行動が伴わないなら、意味の理解はない。
- 行動を伴いようがないなら、ただ返答しているのみであって意味の理解はそこにはない、という反論。
サールの意見に反論
- 会話のみできる機会は、行動が伴わないから、意味の理解はないというなら、身体をつけてしまったらどうか。
- 中国語の部屋を頭脳とするロボットは中国語を理解している、と思える。
- 会話のみできる機会は、行動が伴わないから、意味の理解はないというなら、身体をつけてしまったらどうか。
サールからしたら、このロボットでもダメ
- 中国語の中の人が意味を理解していない=ロボットも意味を理解していない。
サールのロボットでもダメに反論
- 中国語の部屋の中にいるジョンに意味の理解がないとしても、ロボット全体に意味の理解が欠けているとは言えない。
- 哲学から学ぶべきことは、問いの始め方。